イラスト

“スランプ”を克服する方法

皆さんはイラストを描いていて、“スランプ”に陥ったことがありますか? 私は大体、二~三ヶ月に一回、二週間ほどのスランプに陥ります。

スランプ期間中は、まるで真っ暗な穴の中に放り込まれたかのように何を描いても上手くいかず、そのせいで陰鬱な気分になることもしばしば……。

思ったように仕事は進まず、なにを描いてもつまらなくて、せっかくの休日になにも出来ず自己嫌悪に陥る……。こんな経験、誰にでもあると思います。

『スランプなんて嫌いだ!!』思わずそう叫びたくなりますよね。

より子
より子
スランプなんて!
田関さん
田関さん
きらいだ!

 

ですが、“【スランプ】は上達に必要不可欠”と言われたらどうでしょうか。

スランプに陥った時も「上達しているからこそスランプになったんだ!」と考えることで、イラストを描くことが嫌いになったりせず、ポジティブにやっていけるようになると思います。

この記事では、「なぜスランプが存在するのか?」「スランプを抜けるにはどうすればいいのか?」を分かりやすくまとめていきたいと思います。

より子
より子
あたし気にしたことない!
田関さん
田関さん
わたしなんてしょっちゅうだよ……あ~あ

スランプは「階段の踊り場」だった!!

結論から言うと、スランプは上達と共に登っていく階段の「踊り場」です。

より子
より子
田関さん、踊り場ってなに?
田関さん
田関さん
階段の折り返し部分にある平たい場所のことじゃない?

階段を上るとき、一歩につき一段ずつ、上の段に上がると思います。

イラストについても同じように、
『イラストを一枚描くたびに一歩前に進み、一段上に上がれる階段』をイメージしてみてください。

もちろん、目指すは更なる高み! 上に昇れば昇るほど、イラストは上手くなります。

ですが、その階段には「一歩進んでも一段上に上がれない」踊り場のように平坦な部分がたまにあります。

歩いても歩いても、上に上がれない状態……。描いても描いても上手くならない……。上手くならないから、楽しくもない。

だんだん描くのが嫌になってきた……。
「私、一生下手なままなのかな……?」

これが、“スランプ”の正体です。

田関さん
田関さん
わたし、一生下手だったらどうしよう
より子
より子
べつにいいんじゃない?

『成長しているからこそ』スランプに陥る!

ここで重要なのは、「上には登っていないかもしれないけど、前には進んでいる」ということです。

スランプになると自分がへたくそになった気がするものですが、決して後退しているわけではありません。

田関さん
田関さん
たしかに、自分がへたくそになった気分になるよね……
より子
より子
田関さんは心配しなくても上手いけどね!
田関さん
田関さん
でも、自分じゃそうは思えないよ

また、階段の踊り場に辿り着いたということは「確かに、上達の階段を登ってきている」ということでもあります。

つまり『成長しているからこそ、スランプに陥る段階までこれた』ということです。

成長しない人には、いつまでたってもスランプは訪れません。

スランプに陥るということ自体が、あなたが努力を重ねてたどり着いた境地なのです。

 

スランプを抜けるためには?

とはいえ、実際スランプに陥ってみると、そう冷静ではいられません。

「早くスランプを抜けたい!!」誰でもそう思うでしょう。

もちろんあります、出来るだけ早くスランプを抜ける3つの方法!

スランプを抜ける3つの方法!

①知識の整理

②技能の安定化

③思いっきり休む!!

順番に説明していきます。

①知識の整理

絵の調子のいい時になら、「なんとなく」で描いてもいい感じになったり、上手く描けることはあります。

しかし、スランプに陥っているときには自分の絵がとにかく上手くない!! という感覚になることが多いと思います。

こんな時こそ、「知識の整理」をするとよいでしょう。

例えば、女の子のイラストを描いているとしましょう。

すると、描いている間に色々な「疑問」が浮かんでいると思います。

「ここの骨ってどうなっているんだっけ?」

「この線ってなんだっけ?」

「目じりってどうなっているんだっけ?」

写真を見たり模写したりして知っているつもりになっていた部分を、一度きっちりと見つめなおし、調べなおしてみましょう。

「知識の整理」をすることで、イラストを描く時に余計なことを考えなくてもしっかりとした描写をすることが出来るようになり、それが次のステップに進むこと、すなわち「スランプからの脱出」に繋がります。

スランプの時には、絵の技法書や美術解剖学の本を読むのもおすすめです!

田関さん
田関さん
だってさ、より子ちゃん!
より子
より子
本読むくらいなら死んだ方がまし!

②技能の安定化

調子のいい時には、なんとなくでいい線が引けたり、いい形がイメージ出来たりするものです。

でも、スランプの時はなんとなくでは上手くいきません。

「何度描きなおしても、上手くいかない!! 上手く線が引けない!」

そんな状態では、何を描いても上手く描けるはずありません。

こういう時こそ、「技能の安定化」を試してみるといいかもしれません。

「技能の安定化」というのは、たとえば線を引く練習、写真のトレース、丸を描く練習といった反復練習です。

こうした基礎練習は調子が良くても悪くてもめんどくさいですが、スランプの時でもめんどくささは変わらないので、どうせイライラして絵が描けないなら基礎練習を積んでみるのもいいんじゃないでしょうか?

しかも、こうして繰り返しの練習をすることが「スランプの脱出」に確実につながると思えばどうでしょう?

騙されたと思ってやってみてください。

田関さん
田関さん
なるほど……

③思いっきり休む!!

「魔女の宅急便」という超有名なジブリ映画を見たことがありますか?

ありますよね?笑
あれはまさに「スランプ」を描いた作品です。

より子
より子
ジジかわいいよね~
田関さん
田関さん
ほんとそれ~

主人公・キキはふだん空を飛ぶ能力を使って配達の仕事をしていますが、ある時急に空を飛ぶ能力を失ってしまいます。

「空を飛べないと、生活費すら稼げない!」

焦った彼女は何度も何度も空を飛ぼうと試み、ついに大事な魔女のほうきを折ってしまうのでした。

落ち込んだ彼女がとった驚きの行動とは!??

 

――それは、友達の家に泊まりに行って遊び、他愛ないおしゃべりをして、悩み事を相談することでした。

 

つまり、これです!!

色々やってダメなら、いっそ全部やめて休みましょう。全然関係ないことをしてリフレッシュしましょう。

決して、「諦めろ」と言いたいわけではないです。スランプの原因の一つに、「疲労」というものがあります。

「疲労」には精神的疲労=「飽き」と、肉体的疲労=「疲れ」があります。

スランプの原因が疲労だった場合、「知識の整理」と「技能の安定化」では解決できません。もう、休むのが一番いいのです。

おすすめは散歩することです。最寄り駅から適当な電車に乗り、ふらっと降りて一駅分くらい歩いてみましょう。

より子
より子
田関さん、考え込んでるから落ち込むんだよ!
田関さん
田関さん
より子ちゃんもたまには落ち込んだら?

まとめ

いかがでしたか?

スランプの時期ってとっても辛いですよね……。

でも、スランプに陥るのは努力のあかしだと分かっていただけたでしょうか。落ち込むどころか、むしろ誇るべきことです。

でも重要なのは、スランプというものが誰にでも、避けようのない形で訪れるものだということです。

周りの人に相談してみれば、きっと誰もがスランプを経験し、それを乗り越えて成長してきていると思います。

スランプを乗り越えた時、イラストを描く力は前よりぐっと上がっているはず。その達成感を味わうためにも、スランプは必要なはずです。

 

ちなみに今回の生地は「上達の法則」という本の内容を、私の経験を交えてイラスト向けにまとめたものです。読みやすいし短い本なので、よかったら読んでみてください。めちゃめちゃ面白いですよ。

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