イラスト

【初心者向け】「とにかく沢山描け」は暴論!? その5つの理由!

 

絵が超上手い人
絵が超上手い人
「とにかく、たくさん絵を描くんだよ! プロになってる人は、みんなたくさん絵を描いていた! ピカソが生涯で何枚の絵を描いたか知ってるかい? なんと140,000枚さ! だからとにかくたくさん描いたほうがいいよ!!」
より子
より子
上手い人がそういうんだから間違いない! 今日は100枚描くぞ~!!

 

 

絵が上手い人に絵の上達法について聞くと、こんな答えが返ってくることがあります。

この方法論が間違っていると言いませんが、言ってしまえばむちゃくちゃな暴論です。

 

 

ただ描きまくるだけでは、イラストはあまり上達しません。

また絵が上手くなる過程では、時に絵を描かないことも大事になってきます。

この記事では、『なぜ絵を描き続けるだけでは上達しないのか?』という命題について私なりに考察をし、最後に絵を描かないことが大事な理由を考えてみたいと思います。

たくさん描くだけでは上手くならない!?5つの理由

より子
より子
継続は力なりって言うじゃん。沢山描けばいいんじゃないの?
田関さん
田関さん
そうだよね?14万枚描けばピカソでしょ?

 

①落書きをいくら描いても上手くならない

まずひとつ目は、『落書きをいくら描いても上手くならない』です。

ノートの隅にちょこっと☆や♡を描く……。これは落書きです。では、これを14万回繰り返したとします。

これで、あなたはピカソのような絵が描けるようになるのでしょうか?

答えは、当然『無理』です。

これは非常に極端なですが、これが仮にささっと描いたラフスケッチであれば同じことです。

さまざまなモチーフ、構図、着彩、画材のバリエーションを試しましょう。

時間をかけて描いたり、逆にすばやく描く練習をしてみましょう。

やったことのないことに挑戦しましょう。

ピカソは絵画以外にも版画、彫刻、陶磁器など様々なジャンルの制作をし、しかも『青の時代』『バラ色の時代』『分析的キュビズム』など作風を数回に渡って激変させています。

ピカソにまなび、色々なことを試しましょう。

より子
より子
じゃああたし、お醤油でししゃも描く!
田関さん
田関さん
ししゃも……

②同じものばかり描いても上手くならない

同じものを繰り返し描き続けることは時間の無駄です。

『同じもの』とは『同じモチーフ』『同じ構図』『同じポーズ』などを指します。

逆に、同じ『犬』というモチーフを描いていても、構図やポーズなど切り口を変えて描いてみるのはとても有効です(同じモチーフを描き続けている画家は沢山います)。

特にイラスト初心者が陥りやすいのが、『同じ向きの顔だけ描く』こと。

より子
より子
あー、やるやる
田関さん
田関さん
わかるー!

これも上達をさまたげる要因になりますので、出来るだけ色々なものを描くようにしましょう。

おすすめの練習法は、好きなイラストをトレースして、それを記憶だけでもう一度描く練習です。観察力が鍛えられます。

③何も見ずに描いても上手くならない

イラストを描く時は必ず資料を探し、見ながら描きましょう。

これは先に述べた『同じものだけを描く』からの脱却であると同時に、観察力を上げる訓練です。

また、資料を見て描くと描けるものの幅も広がります。

実物、あるいは実物の写真を見て描くと必ずなにか発見があります。

そうした小さな発見の積み重ねこそが、上達の実体なのです。

 

④人の評価をもらわなければ上手くならない

より子
より子
じゃあ見せるね!はい!
田関さん
田関さん
私いっつも見てるから、別の人に見せなよ!
より子
より子
たーしかに!!じゃあネットに載せるわ!

 

描いたイラストは、自分だけで見ていてはいけません。

他人に見せ、評価を貰わなければあなたは成長しません。

時に、馬鹿にされることや笑われることもあるでしょう。

落ち込む時もあると思います。怒りたくなる時もあります。

田関さん
田関さん
(分かるなぁこれ……)

でも、他人があなたのイラストを見て評価してくれるということは、本当にありがたいことです。

 

どんな感想であれ、イラストを見てくれた人に感謝の気持ちを持ちましょう。

そして、次はもっといいイラストが描けるように努力しましょう。

 

きついことを言われた分だけ、イラストが褒められた時の喜びは大きくなります。

田関さん
田関さん
(そうかも……!)

⑤モチベーションを保たなくては上手くならない

絵に限ったことではありませんが、人がなにか活動をするときには『モチベーション』が必要です。

【モチベーション】

人がなにかする時の動機づけや目的意識。やろう!という気持ち

イラストを描くということは、辛くてめんどくさくてほとんど意味のないことです。

なんせ、机の前に数時間座りっぱなしで目と腕を酷使しながら細かい作業をし続けるのですから。それでやっと出来るのが、何の価値もない一枚の落書き。

これが『辛くてめんどくさいこと』でなくてなんでしょう? そう思いませんか?

そして、イラストを描くことにはほとんど意味がありません。

だって、あなたがイラストを描いて、誰かが喜びますか?

誰かが儲かりますか? 誰かがトクしますか?

 

しません。

 

では、なぜあなたはイラストを描くのでしょうか……?

お金の為ではなく、人の為ではなく、誰かを喜ばせる為でもないとしたら……。

考えてみてください。あなたがイラストを描く理由を。

より子
より子
ん~…………。
田関さん
田関さん
………………。

 

 

 

考えましたか? それがあなたの『モチベーション』です。

 

 

『動機』と言ってもいいですね。あなたが『イラストを描こう!』と思う理由です。

 

常に、

『自分のモチベーションがどこにあるのか』

『どうすればモチベーションが保てるか』

考えましょう。

辛くてめんどくさくてほとんど意味のない行為を続けるためには、モチベーションの維持こそが最重要課題です。

より子
より子
あ~、あたしは“楽しいから”だ!
田関さん
田関さん
私は…………

イラストを描かない時間も必要!

より子
より子
意味わからん

そんな声が聞こえてきそうです。

田関さん
田関さん
描かないのにイラストが上達するわけないよ……

こんな声も聞こえてきそうですね。でも、これにはれっきとした理由があります。

イラストを描かない理由その①

・インプットの時間をとる

イラストを描かないことが大事な理由その①は、

『インプットの時間をとる』です。

【インプット】

和訳すると【入力】。イラストを描くための動機を探すこと。

人によっては『充電期間』とも言います。

しばらくイラストから距離を置くことで、イラストを描きたいという気持ちを奮い起こさせ、また、新たにイラストを描くためのモチベーションを高めます。

インプットのやり方には、例えばこんな方法があります。

・本を読む

・遊びに出かける

・スポーツをする

etc..

とにかく、イラストを描く以外のことは全てイラスト上達のためのインプットになりえます。

この期間に様々な刺激を受けることでイラストに新たなテーマやモチーフを持ち込むことが出来、結果的にイラストが上手くなります。

一度時間をかけた大作が出来上がった際には、一度インプットの時間をとるようにしましょう。そして、モチベーションが高まったら再び描きましょう。

より子
より子
普通に遊んでればイラストが上手くなるんだね!
田関さん
田関さん
確かに、映画とか観ると絵が描きたくなるかも……!
田関さん
田関さん
そう考えると気が楽!

イラストを描かない理由その②

・スランプ期間は描かなくてよし

イラストを描かない理由その②は、

スランプ期間中は描かなくてよし。

これ、大事です。

①描かないと焦る

②描いても描いても上手くいかない

③過去描いたものが無性に気に入らない

④他人の絵がやけに上手に見える

⑤絵のことを考えると気が滅入る

上の項目に3つくらい当てはまる人は多分スランプです。

 

【スランプ】

不調一時的に本来の能力が発揮できない時期。

大事なので言っておきたいことがあります。

スランプは、上達の一過程に過ぎません。

スランプの人は耳が遠いので、もう一度言います。

 

スランプは、上達の一過程です。

 

一歩一歩、階段を登っているとします。

高い建物の階段です。階段はずっとずっと、上まで続いています。

そんな階段の途中には、必ず“あるもの”があります。

なにか分かりますか? それは『踊り場』です。

『踊り場』は更に上に登るために必要ですが、『踊り場』にいるうちは少し歩いただけでは上に登れません。

これがスランプの正体です。

つまり、スランプとは更に上の階段に登るための一時的な停滞なのです。

 

イラストのスランプがなぜ起こるかといえば、それはあなたのイラストを見る目が変わったからです。

視点が高くなり、そのせいで自分のイラストがヘタに見えている状態

ただそれだけです。あなたのイラストはヘタになっていません。ただ、ヘタに見えているだけです。

そして視点が低いまま=見る目がない状態では、永久にイラストは上手くなりません。

上手いイラストを見て『どこが上手いのか?』

それをわからない人が、上手いイラストが描けるわけがありません。

つまり、スランプに陥ったということは『上手くなった結果“踊り場”にたどり着いた』という意味に他なりません。

上手い人ほど、多くの深刻なスランプを経験しています。

そして見る目を上げる方法はたった一つ、『インプットすること』です。

 

これで、なぜイラストの上達のために描かない時期が大事かがお分かり頂けたかと思います。

最後に、ここまでのポイントをまとめます。

・描いたことのないものに挑戦しましょう。

・常に資料を見て描きましょう。

・描いた絵を他人に見てもらいましょう。

・モチベーションを見極め、高める努力をしましょう。

・インプットに励みましょう。

・スランプを喜びましょう。

 

いかがでしたか? うなずける部分がありましたでしょうか。

少しでもこの記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

愛餓え男

 

 

POSTED COMMENT

  1. 吉岡果音 より:

    おはようございます!
    そ、そうか……。たくさん描いても上達しなかったのは、同じ手法&自分の描き方に固執してたせいもあったのかー!と、目から鱗でした。
    記事のスランプの話も、なるほど!と思い元気が出ました♪
    余談ですが、昨日、ホンマでっかTVで放送していた話なのですが、同じ向きの平面的ないわゆる子どもの絵の魚の絵しか描けなかった子どもたちが、実際に魚釣りや魚をさばくことをさせるなどして、魚に触れる体験をさせたところ、飛躍的に魚の絵がうまくなった、という報告をしてました。(魚だけでなく水の表現とかも描いてた)
    そのものの観察や体験が絵に生きてくるものなのですね。

    • aiueo より:

      落ち込まないこと、大事ですね~。スランプになったからと言って、気にしないでほしいと思って書きました。
      子どもにはやっぱり体験色々させてほしいですね! 楽しい思いを沢山して、学んでほしいと思います。

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