愛餓え男

【マジ話】9年間不登校だったけど今は元気にやっている話【中学校編】

激動!! 中学校【脱不登校】編!!

【小学校編よりつづく】

【マジ話】9年間不登校だったけど今は元気にやっている話【小学校中退編】“私は小学校1年生の6月から、中学卒業までずーっと学校行ってませんでした” と言うと、たいてい驚かれます。 これは、私的には...

 

 

 

というわけで、中学校も当然のように行かない私ですが、ここで『進路どうすんねん問題』が立ちはだかります。

不登校児が考える【将来】とは!?【進路】とは!?

現実を知らない男に、人生の壁が迫る!!!

 

転機が訪れる

中一の記憶はほとんどないです。なにも起こらない日々は、フックがないから思い出せないものなんです。唯一覚えているのは、小学校高学年から『キノの旅』っていうライトノベルにハマり、一日一冊ぐらい延々読みまくっていたこと。

そっから、姉ちゃんが読んでた『道士リジィオ』『天高く、雲は流れ』『メルヴィ&カシム』などの富士見ファンタジアのラノベなんかも読みあさってました。

後は、漫画大好きゲーム大好き。家には兄弟五人分の漫画&ゲームがあったので片っ端から消化。とにかく暇なので、同じゲームを繰り返し繰り返し遊んでいました。

 

転機は、中学二年の冬に訪れました。

『高校は行きたい』と言っていたら、両親が色々考えてくれており、『芸術学校』ってものがあるよ、と教えてくれました。

ピンときませんでしたが、他に手がかりもないので、とにかく体験入学に行ってみることに。

行ってみると、そこはこんな高校でした。

・埼玉県立の芸術総合高校(エモい)

・県立なので学力は結構いる(やばい)

・普通の授業+素描などの絵の勉強

・校舎は普通の公立学校と同じ感じ(居心地悪い)

・不登校でその高校に通った人は居ない(多分難しいだろうとのこと)

・受験するのに、そもそも通知表(成績)が必要(やばい)

こんな感じです。

ここで問題なのが通知表(成績)。成績に必要なものは、学力登校日数

一日も登校していない上に、テストも受けていないのですから成績がつくはずはありません。当然成績はオール1です。

あと、入学試験にデッサンがあるとのこと。この時点でデッサンの勉強もしたことなかったのでそれもやばいです笑

この時点で入学できる見込みはほとんどナシ!

が、私にはこの時点でものすごい強みが……それは……。

『焦りが………………ない!!!!』

「落ちたらどうしよう」とか、「勉強頑張らなきゃ……」とか、ない。一切ない。

もともと「学校行かなきゃやばい」という考えがない私にとって、高校受かろうが落ちようがどうでもいい。

それより、受験に向かってなんかするということが重要だったのです。

日頃何もしない無気力不登校児からすると、行動を起こすための目標というものが必要だったのです。玄関を出る理由。目標があれば、何かの行動が起こせます。

ということで、目標が出来ました。しかも、だいぶ困難な目標です。燃えますね。

いま思えば、私は毎日変化のない生活、同じ漫画を読み、同じゲームをし、同じような行動をして過ぎていく日々に飽きていたのかも知れません。

なんせ、二ヶ月で小学校に飽きた飽きっぽい性格の私です。何年もの代わり映えのない生活に飽きるのも、当然と言っていいでしょう。

いわば、不登校生活をやりきってしまった。

人は同じことを延々続けられません。家族が私を好きにさせておいてくれたからこそ、私は自ら変化を望むようになったのです。

ついに家の外に出た俺

・学力を上げる!

・登校日数を稼ぐ!

・デッサンの習得

高校受験の為に浮かび上がった、これらの問題。それを解決するためにどうしたか、を思い出していきたいと思います。

まず、私は『高校に行くため』などという理由で中学校に通い始める気は全くありませんでした。

中学校以前に、そこにいる『中学生』が大嫌いだったからです。(自分も中学生なのに)

あと、制服が嫌いでした。着替えってめんどくさいじゃん。

・不登校児の学力とは!!??

学力を上げるためにした行動。……結論から言って、特に何もしませんでした。

『高校受験に燃えた私は、早速参考書を買い漁って自分の部屋で勉強を始めたのです……』なんて、マンガのような出来事は起こりません。

 

やったことと言えば、通っていたフリースクールで週一回『勉強する会』というのがあって、そこで数学と英語と国語をすこしだけ習いました。

・数学

割り算までで止まっているので中2にして『分数』が分からなかったのですが、いい先生に教えてもらったので半年くらいで『2次方程式』まで行きました。でも図形の問題と証明の問題が苦手でした。それ以降、今に至るまで数学の勉強はしてません。またやりたいなあ。

・英語

『フォニックス』というのを本で読んで勉強しました。それだけ。文法なんか分かりません。数学のほうが面白かったのであまりやってない。

・国語

漢文とかをやったくらいかなあ。学校行ってないので字を書く機会がなく、書ける漢字が異常に少ない状態。多分、50文字くらいしか書けなかったんじゃないかな。

ただ、漫画、ラノベなどをずーっと読んでいたので字は読めました。漢検二級の問題集でも、読めない字は殆どなかったくらいです。

 

なお、理科、社会、歴史、……などの教科については『知ってることは知ってるけど、知らないことは知らない』って感じです。

例えば、『空想科学読本』っていう本にハマってたので『熱力学の第二法則』とか『質量保存の法則』とか、『光速に近づくと質量が無限大に増えるから、光速に到達することは永遠にない』とか『ウルトラマンがマッハで飛ぶと体がまっぷたつになる』みたいな知識はあっても、【細胞】がなんなのか分からない、みたいなことです。

 

小学校一年から不登校、というと、『えっ、じゃあ算数もわからないし漢字も読めないんじゃないの!?』思うかもしれません。

でも、学校行ってない間死んでるわけじゃないんですから。

生きて生活はしてるわけですから、当然なにかしらの知識は増えるわけです。動物が好きなら動物についてやたら詳しかったり、漢字が好きならやけに難しい漢字書けたりします。

不登校児というのは、能力が偏る傾向があります。『学力』は低くても、得意なものはスペシャリストだったり。暇な時間を際限なく好きなことに使うわけですから。

今思うと、子どもにも【知識欲】というものは強くあるんです。だから、学校に行っていないと【知識欲】が満たされず、それなりに色々なことを知りたがります。

だから、『学校に行っていない子どもは何も知らない』というわけではないと思います。

・登校日数稼ぎの裏技

あるんです、中学校に通わずに登校日数を稼ぐ方法が。

それは、教育センターへの通所。

あと、フリースクールでも校長の認可が降りれば登校日数として算出されます。

ちなみに、不登校の定義はだいたい年30日以上の欠席だそうです。

この時、私は週3でフリースクール、週2で教育センターに通っていました。

・デッサンの習得

母の知り合いに水彩画家のおばさんがいて、公民館で教室を開いていました。

中学二年でそこに参加して、隔週でデッサンを二時間やりました。これは、本当に参加して良かったと思います。デッサンをやる前とやった後だと、絵に関する考えかたとかものの見方が全然違います。

たまに「絵を描きはじめて何年になりますか」と聞かれることがありますが、私は中二のデッサン習い始めからカウントすることにしています。

デッサンを習うまでに描いていたものは、絵じゃありません。落書きです。

デッサンは見る目を養う訓練。そして、自分の目がいかに狂っているかを知る勉強でもあります。ぜひ、出来るだけ早くデッサンを習いましょう。

 

色々やった結果……

以上、高校受験を目指して色々やりましたが、当然そんなもんでは努力が足りません。

登校日数だけはクリアしてましたが、学力デッサン力はぜんぜん足りてない。

どうしたか。

 

答えは、『別の高校に行く』です。

 

そこは勉強しなくても受かる通信制の私立高校。

 

そこへ行こうと思った理由は、

・通学は週一でOK

・制服なし

・自由で開放的な雰囲気だった

・勉強する必要なし。授業は選択性で美術も学べる

こんな学校だったからです。自分にぴったりじゃん! と思い、進学決定。

じつは、『県立芸術総合高校』の方はすっかり頭から抜け去り、受験すらしていません。まあ、受験しても受からなかったでしょうね~笑

 

無事、高校に進学!

高校受験は成功しました。

「そんな学力で大丈夫なのか!!?」と思うと思いますが、この高校は大丈夫です。余裕です。

なんせ、時計の数字が読めれば入れる高校ですから。

さて、無事に高校に進学した私。

「不登校児が、いきなり高校に入学してどうなるんだ!!??」

「勉強どうすんだ!!!」

「社交性は大丈夫か!!??笑」

などなど、心配事は尽きませんが、ともかく高校に進学しました!

一応、年齢的にも遅れはありません。

 

おかげで、学歴だけ見るといわゆる“傷”はないんです……笑

小学校と中学校は義務教育なので、卒業に必要な資格はありません。

一日も行かなくても卒業できる、ということです。

高校や大学だったら、単位が足りなければ卒業資格は得られません。でも小・中は違う。

私はこれを知った時『は? じゃあ面白くないなら行く価値なくね!??』

と思ったもんです。楽しい人だけ行けばいい。それが私の小中学校に対する評価です。

ひたすら両親に感謝

最後にどうしても言っておきたいことがあります。

 

『芸術高校』を探してきたのも、『フリースクール』を見つけたのも、『登校日数の稼ぎ方』、『勉強会』、『デッサン教室』の存在を私に教えてくれ、更に『条件にあう通信制高校』を探してくれたのも、

 

自分ではなにもやってません

 

全部、父と母がやってくれたことです

本当に、当時の自分にそういうことを自分で調べたり聞いたりする能力は、【全く】ありませんでした

だから、両親がここまで散々我慢して、やっと私が動く気配を見せたタイミングで、背中を押し、いろいろ調べたり手配したり人に聞いたりしてくれなければ

私はそのまま高校にも行けなかったことでしょう。

高校に行って本当に良かったと思います。めちゃくちゃ楽しかったし、今でも仲のいい、面白い友達が沢山出来ました。いい先生とも出会いました。しかも実は、今の職場はその高校です。

 

子どもはほっといても勝手に育つけど、いざ動く時になったらやっぱり親が面倒見てやんなきゃいけないんだな~、と思います笑

もし自分が親になる時が来たら両親のような行動がとれるように、覚悟しておきたいと思います。幸い、その心配はまだ当分しなくて良さそうですが……笑

(ちなみに、ブログ書いてることは両親にも言ってあるし家族のLINEにもURL流してありますが、恥ずかしがってる場合じゃないのであせらずありのまま書き、ここで謝意を述べたいと思います。ありがとう両親! あと兄弟)

 

 

高校生になって、様々なデビューを果たす私!!
眠っていた魂に人間性が目覚めるのか!!??

つづく

POSTED COMMENT

  1. 吉岡果音 より:

    おはようございます!
    とても驚きながら拝読しました!
    これらの記事、イラスト好きな方のみならず、様々な方に読んで欲しいなあと思います。
    特に、現在進路に悩んでいる方や不登校の子、そしてご両親にとってすごく勉強になるし、力強い励ましになるんじゃないかなあ。
    年齢や立場を問わず、未来に不安を感じている人、過去にとらわれて身動きがとれなくなっている人にとって、「今は元気にやっている」ということ、「ご両親、ごきょうだいに感謝」、愛餓え男様のこれらのお言葉がとても明るい光をもたらしてくれるんじゃないかなあと思います。

    • aiueo より:

      そうですかー、驚かれましたか~。現実でも、話すと驚かれますね。
      同じように不登校の子が何人か知り合いにいますが、まあ、割とみんななんとかやっていますよ~。
      いわゆる「ふつうの人生」を送りたいのであれば学校に通うべきとは思います。

      ですが、学校に通わなければ生きていけないとか、お先真っ暗だと思うのは間違った考え方だと申し上げたいです。
      学校なんて、所詮暇な時間の持て余し方のひとつに過ぎず、勉強のために出来ることはいくらでもあります。
      正解なんかどこにもないので、せめて楽しく、納得できる生き方を選んでいきたいものです。

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