「いつまで経っても絵が上手くならない」
「同じ年齢で、自分よりもっと上手い人が沢山いる」
「自分には才能がないのだろうか……」
誰でも、一度はこんなことを考えた経験があると思います。
出ました、【絵の才能】。キラーワードです。
…………ところで、才能って何だと思います? 生まれ? 性格? それとも、運命ですでに決まっている力でしょうか??
この記事では、『才能』の正体、『時間』と『才能』の関係性、そして『一万時間の法則』に学ぶ『継続』の重要性について考えてみたいと思います。
絵の才能とは??
才能がある人は、最初から絵が上手いのでしょうか?
あなたには絵の才能がないから、絵が上手に描けないのでしょうか?
才能がある人は生まれた時から自分よりも絵が上手く、生きている間、その差は永遠に埋まらない……そういうことでしょうか?
それは違うでしょう。きっとあなたもそう思うはずです。
では、才能が他の人にあって自分にない理由を説明出来ますか?
多分、無理でしょう。
時間の重要性
イラストのみならず全てのことに通じる話ですが、スキルを上達させるためには絶対に必要なものがあります。
それは時間です。
時間をかければかけただけ、イラストのスキルは向上します。
これはイラストのみならず、あらゆる分野に通じる真理です。
そして時間をかけることがスキルアップの条件なら、『才能』の正体もまた、『時間』と深い関係があります。
『努力の天才』とはよく言ったもので、才能ある人はスキルアップのためにとてつもない量の時間をかけているからです。
つまり『才能』というのは、『スキルアップのために大量の時間と労力をつぎ込むことができる能力』のことを指すのです。
『好き』なことが『才能』!?
大量の時間と労力をつぎ込むためには幾つかの手段がありますが、何よりも重要なのは『イラストが好きかどうか』ということでしょう。
なぜなら、本当にイラストが『好き』であれば、放っておいても勝手に時間をかけて努力してしまうからです。
こんな意見を持っている二人がいたとしましょう。五年後も彼らの意見が変わっていないとして、果たしてどちらのほうがイラストが上手くなっているでしょうか?
私は、Aさんの方が上手くなっているだろうと思います。そしてBさんの方は、イラストを描き続けているかも怪しいです。
自分にイラストの才能があるのか? と悩んでいる人は、まず自分がイラストを描くのが好きかどうかを考えてみましょう。
もしイラストが好きなのであれば、それだけであなたは『稀有な才能の持ち主』だということになります。
継続するために自信を持とう
自信を持ちましょう。そして、イラストを楽しんで描き続けましょう。
イラストが好きなあなたなら、きっとそれが出来るはずです。
最後に、イラスト上達においてなによりも大切なのは『描き続けること』です。
『描き続けること』こそがもっとも重要で、もっとも難しいところです。
『一万時間の法則』に学ぶ
「ある分野のプロになるには、一万時間の勉強が必要」だと唱える、『一万時間の法則』というものがあります。
一万時間とは、どれくらいの時間なのでしょうか?
一日1時間で10,000日。つまり、27年。
一日3時間で9年。
一日10時間で約3年。
毎日10時間描き続けても、1000日かかるのです。三年もの間、毎日欠かさず10時間イラストを描き続けるなんてはっきり言って無理だし、挑戦する必要はありません。
ここで言いたいことは、『続けてさえいれば、着実にスキルは上がっていく』ということです。
無理せず続けよう
『継続は力なり』。『石の上にも三年』。『ローマは一日にしてならず』。『チリも積もれば山となる』。継続に関する沢山のことわざがあります。
小さな努力でも、続けていけば必ず大きな力になります。
描きたくない時や、辛い時は休みましょう。無理をせず、自分のペースで続ければいいのです。
描き続けていさえすれば、必ずイラストは上達するのですから……。
絵を諦めてしまったら、元も子もありません。
あなたがイラストを描くのにかけた時間は裏切りません。たとえイラストから離れたとしても、あなたの一部としてあなたの人生のどこかで確実に活きてきます。
何よりも時間が大切だという話でした。
貴重な時間を使ってこの記事を読んで頂き、ありがとうございました。よい一日をお過ごしください。
愛餓え男
おはようございます!
今回も、大変勉強になる有意義な記事でした。ありがとうございます!(*’ω’*)
私の場合、プロの漫画家を目指しており、そりゃあもう時間と労力を費やしまくりましたが、ペン入れがどうしても人並み以下でした(アマチュアレベルとしてもひどかった)。
でも、創作活動を小説に活動を移した現在、漫画の経験が大変活きてます。小説創作は自分にとって大変楽しく、私の体や手が漫画制作に向いていなかったこと、現在ではよかったと感謝すら覚えてます、とちょっぴり本音を漏らしてみます(笑)
プロの漫画家を目指してた……ってすごいですね。なにかに夢中になって打ち込むって、本当に素晴らしいことだと常々思います。
青春ですね~笑
小説も面白いですよね~。漫画家になるのは私も夢ですが、まあそのうちなれたらいいかな、くらいに思ってます笑